普通の中年サラリーマン、ファシリテーションに励む

アマチュアの中年がチャレンジしていること。まずはファシリテーションから。

合意形成 ー みんなの思いを合わせよう

ようこそ。アマちゅうです。

 意見が整理できて、具体案が揃ったら、

いよいよ結論を決めましょう。

 

いくつかの案を1つに絞らなければならない場合、

いったいどれを選べばよいのでしょうか?

しかもみんなの意見がバラバラなら?

 

ファシリテーションの書籍には、

いろいろな決め方が掲載されています。

一つ一つ見ていきましょう。

【参考】書籍「ファシリテーション入門」

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多数決すればいいんじゃないの?

意見が分かれたら、

民主的に多数決で決めればいいんでしょ。

正直アマちゅうもそうでした。

でも単純な多数決は、

おすすめされていません。

なぜでしょうか?

 

・最良の案が選ばれない可能性がある。

 革新的な案は敬遠され、

 無難な案が選ばれる傾向があります。

 

・反対者がはっきりしすぎる。

 賛成者は問題ないかもしれませんが、

 反対者は、はたして本気で

 取り組めるでしょうか?

 3案以上ある場合は、

 過半数が反対者ということもあります。

 

そう考えると、

いきなり多数決をして、

「決まったから」と言っても、

みんなが納得して実行に

移せてないケースってありそうですよね。

そういうこと思い当たりませんか? 

 

ではどうすれば納得感のある

決め方ができるのでしょうか?

みんなに納得感のある決め方

(1) メリット・デメリット法

それぞれの案のメリットとデメリットを

並べていきます。

メリットが一番大きくて、

デメリットが一番小さい方法を採用します。

(2) ペイオフマトリックス

実現性(簡単↔難しい)と効果(大きい↔小さい)の

2×2マトリックスを作成します。

それぞれの案が、どこに位置するかを検討し、

配置していきます。

より簡単でより効果の大きい案を採用します。

(3) 意思決定マトリックス

まず、実現性、効果、成長性、波及効果など、

評価項目を選定します。

それぞれについて、重みを設定します。

例えば、効果は重視したいので×3.0、

波及効果は普通に×1.0、という感じですね。

それぞれの案について、

全評価項目の得点を決めていきます。

得点×重み の総和が最大の案を採用します。

(4) 多重投票法

全員が複数の票を持って、

それぞれの案に投票していきます。

票数が少ない案をみんなの合意を

得た上で削除していきます。

票が多い案について、

最良かどうか話し合った上で、

採用します。

(5) ノミナル・グループ・プロセス

ほとんど多重投票法と同じで、

それぞれの案に各自が

得点をつける点だけが異なります。

票数の代わりに総得点数で

評価するわけですね。 

(6) コンセンサス法

とにかく全員が合意できる案に、

みんなで作り上げる方法です。

案のいいとこ取りをしたり、

より抽象的な概念でまとめたりして、

みんなが納得できる案を創造します。

で?どの決め方がいいの?

さあ?どれでしょう?

というと無責任でしょうか。

 

目的、目標、案、メンバー、

いろいろな要因によって、

どの決め方がベターかが

変わるというのが

リアルだと思います。

 

(1)~(3)は案が評価しやすく、

単純な場合に抜群の効果を発揮します。

一方、みんなの判断が入らないので、

これだけでは釈然としないことも

あるでしょうね。

 

(4)~(6)のみんなのコンセンサスを

得る方法は、納得感が得やすい反面、

どうしても時間はかかってしまいます。

 

大事なことは、

今回はどの決め方にするのか、

みんなで決めることです。

 

つまり、

「決め方を決める」

最終案に納得感を持つには、

これが一番重要かもしれません。

アマちゅうの場合

アマちゅう初ファシリテーションでは、

場作りで目的、目標を共有した時点で、

早々に決め方を決めました。

これは案がまとまってからでは、

自分の実施したい案に有利な決め方を

選択してしまう危険性を心配したからです。

 

このやり方で何回か実施したら、

おもしろいことに

毎回決め方が変わるんですよね。

さらにおもしろいことには、

毎回違う決め方をしているにもかかわらず、

最後はみんな「納得した」と

言ってくれるんです。

 

誰かにあらかじめ決められていた、

いつものパターンとは違って、

自分たちが主体的に決め方を決めたんだ、

という実感が

納得感につながっているんでしょうね。

 

ちなみに、どの決め方も

(1)~(3)と(4)~(6)の組み合わせ

になりました。

(1)~(3)で論理的に分析した上で、

(4)~(6)で感情や勘も含めて決める、

という構造がしっくりくるんでしょうね。

奇跡の瞬間

もちろんすんなり決まるケース

ばかりじゃありませんでした。

コンセンサスが得られない時、

何が起こったと思いますか?

 

みんなで、

ああでもない、こうでもない、

と悩む中で、

誰かにひらめきが訪れるのです。

「この案とこの案をこうすれば・・・」

「お~っ!」

みんなの眼が輝く瞬間。

こんなに感動的で興奮する

瞬間があるでしょうか?

 

みんなで力を合わせて

真剣に考えてきたからこそ、

得られるご褒美だと思います。

 

ファシリテーションやって良かったなー。」

そう思える瞬間でした。

まとめ

いかがでしたか?

今回でアマちゅうがやってきたことを、

一通り説明できました。

 

後は実行あるのみ。

成功に向けて納得感がみんなの背中を

強く押ししてくれることでしょう。

 

正直なところ、アマちゅうは、

高度なファシリテーション技術なんて

持ってないですし、

簡単にできることしかやっていません。

それでも、すごく効果があったと、

参加者は感じてくれたみたいです。

自分の仕事の中に

取り入れてくれている人もいます。

 

できることからやっていく中で、

一歩一歩、上達していけばいい。

あなたの第一歩を後押しできたら、

とても嬉しいです。

 

次回はどうしようかな?

ちょっと好きなことをやってみまーす。

 

読んでくれてありがとう!

収束 ー 意見を記録して整理しよう

ようこそ。アマちゅうです。

 意見がたくさん出てきたら、次は整理です。

【参考】書籍「ファシリテーション入門」

 

「いっぱい意見が出たのはいいんだけど、

 全部採用するわけにもいかないし、

 いったいどう決めたらいいの?」

意見の羅列から、いきなり結論は出ません。

次のステップで合意形成しやすいように、

 意見をまとめたり、

具体化したりする必要があります。

 

そこで使うのが、

ファシリテーション・グラフィック

という技法です。

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ファシリテーション・グラフィックとは?

一言で言えば「議論を描く技術」です。

議論をリアルタイムに見える化することで、

こんなメリットがあります。

  • 「確かにあなたの意見を受け取りました」というメッセージになる。
  • 誰かが言ったことを忘れない。同じような意見や堂々巡りを避けられる。
  • みんなの視線を一箇所に集め、意識を論点に集中することができる。

ファシリテーションでは、これを、

 言葉が飛び交うだけの「空中戦」を

 地に足がついた「地上戦」に変える。

という言葉で表すことが多いです。

ファシリテーション・グラフィックのやり方

レイアウトを決める

大きく「リスト型」と「マンダラ型」があります。

リスト型

ロジカルで具体的な内容の話し合い向き。

時系列に箇条書きで描きます。

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会議の議事録で良く使う描き方ですね。

マンダラ型

クリエイティブで抽象的な議論向き。

空間的に分類して描きます。

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描く時のポイント

  • 論点(何を話すか)を問いの形で明記する
  • 長すぎず、短すぎず、原意を損なわないよう要約して記載する
  • 枠で囲んだり、抽象化した言葉を添えて、グループ化する
  • 重要な内容は、色、図形、下線等で強調する
  • できれば吹き出し、絵文字、イラストを添えて、分かりやすくポップに。

アマちゅうの場合

まずブレーンストーミングで出てきた

50案の紙をカテゴリ毎に分類しました。

その中から話し合って、

みんなが重要と思う意見を

ピックアップします。

ピックアップした意見を書いた紙を

A3用紙の中央に置き、

具体化する意見をみんなから引き出しながら

マンダラ型で記録していきました。

正直、アマちゅう絵心ないんで、

グラフィック苦手です・・・。

でも下手は下手なりに、

手で描いてみるとみんなの意見が、

そこに集まってくるような感じがして、

楽しかったですよ。

写真に収めて良い記録になりました。

まとめ

いかがでしたか?

ファシリテーション・グラフィック、

これなんか良いですよね。

手書きの温かみというか、

「みんなで作り上げたぜ」

って感じがするんですよ。

検索してみたら、

すごい方はマジすごいです。

アマちゅうもすごいの描けるように

練習してみようと思っています。

 

次回は最後のステップ、

「どう決めるか?」合意形成に進みます。

 

読んでくれてありがとう!

発散 ー 意見を出し切ってスッキリしよう

ようこそ。アマちゅうです。

今回はみんなの意見を引き出す

具体的な方法のお話です。

 

何も難しいことはありません。

あなたも一度はやったことがある、

あの方法をリメイクして、

使えるツールに磨き上げてみましょう。

【参考】書籍「ファシリテーション入門」

どうやったらたくさん意見が出るの?

「みなさん意見はないですか?」 

→ 「(シーン)・・・」

→ 特定の人ばかりしゃべっている

→ ごく当たり前の意見しか出てこない

→ どうも盛り上がりに欠ける

 

こんな経験ないでしょうか?

 

アマちゅうもファシリテーション

勉強するまでは、

一体どうしたら良いのか、

さっぱり分かりませんでした。

「頼れるのは自分だけだ」などと考えて、

あらかじめ用意した答えを元に、

話し合ったりしてました。

独りよがりの自作自演では、

誰もおもしろくありません。

(オハズカシイ・・・。)

 

でも実は簡単なことだったんです。

よみがえれブレーンストーミング

ブレーンストーミング

一度はやったことがありますよね。

「いまいち思ったようにいかないんだよな」

アマちゅうはそう感じて、

あまり積極的にやっていませんでした。

でもちょい足しするだけで、

一気に意見がでるようになったのです。

 

ここでブレーンストーミングについて、

おさらいしておきましょう。

次の4つのルールを守りながら、

みんなで順番に意見を言っていく方法です。

① 自由奔放

② 批判厳禁

③ 便乗歓迎

④ 質より量

 

出てきた意見はホワイトボードに

記録していくのが一般的です。

 

書籍ではこの解決方法として、

ファシリテーターがうまく質問して、

パスが回るようにする、

という方法が紹介されています。

でも、もっと簡単な方法があるんです。

記録方法を変えてみよう

さてここからがちょい足しです。

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自分の意見を自分で記録して

もらってみてください。

記録するのは、

できれば大きめの付箋、

A4用紙を1/4にカットしたものでも良いです。

書いた付箋はみんなが見えるところに

貼ってもらいます。

貼った時に読み上げてもらうか、

できなければファシリテーター

読み上げてください。

傾聴、リアクションは超重要ですよ。

amateu.hatenablog.com

これが効果がある理由は、

・皆の前で発表するのはなんか嫌

 → 書く方が抵抗が少ない

・発表は1度に1人しかできない

 → 自分のタイミングで書ける

・付箋を貼る時に動きがある

 → 笑いが生まれやすい

アマちゅう実践例

アマちゅうの初ファシリテーションでは、

下記のような手順で進めました。

① 全員1分間で1案書く(練習をかねて)

② 全員8分間で4案書く

③ ここでいったん分類

④ 全員10分間で5案書く

 (分類しながら貼る)

 

ノルマを伝えて

ストップウォッチ片手にやってみたところ、

いつもはあまり意見が出ない人も

時間内にせっせと書いてくれました。 

苦し紛れに斬新な案が出たり、

便乗できそうな案が出て便乗競争になったり、

調子良かったのに突然スランプに陥ったり、

いろんな場面で笑いが起きました。

 

結果は全員ノルマ達成とはいかないまでも、

6人で30分間に50案出ました。

普通のやり方なら、多くて10案でしょう。

 

「もうない。」

「出し切った。」

という声がみんなから聞こえてきます。

スポーツをした後のような晴れやかな顔。

この全員が「出し切った」感覚が、

アウトプットの納得感に効いてくるんですね。

まとめ

いかがでしたか?

正直なところ、

アマちゅうもやってみるまでは

こんなに意見が出るとは思っていませんでした。

参加者もこの時に

「これはいつもと違うぞ!」

と感じ始めたみたいです。

 

もし良かったら、

あなたの事例も教えてもらえると

嬉しいです。

 

次回は、

めちゃくちゃ出た意見を

収束する方法について考えてみましょう。

 

読んでくれてありがとう!

発散 ー 傾聴で意見をしっかり受け止めよう

ようこそ。アマちゅうです。

アイスブレイクで場が温まったところで、

いよいよ本題の議論に入りましょう。

【参考】書籍「ファシリテーション入門」

 

適切な意思決定をするには、

たくさんの意見を集めることが大切です。

ファシリテーションでは、

発散のステップにあたります。

この発散ステップで

ファシリテーターがとるべき行動は

多岐にわたり、中には難しいものもあります。

でも最初から全部できなくても大丈夫。

まずは最低限おさえておきたいことを

ご説明しましょう。

それは傾聴です。

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傾聴とは

読んで字のごとく「耳を傾けて聴く」。

つまり、

発言者の発言を良く聴いて

しっかりと受け止めること、

そして受け止めたことが

発言者に伝わるように、

リアクションすること、

です。

 

アイスブレイクでも

「シーンはダメ」という話をしましたが、

発言を受け止めてもらえているという

実感はものすごく大事です。

これがないと、アイスブレイクも台なし、

「言ってもしょうがないし黙っておこう」

と思われてもしかたがありません。

 

じゃあ具体的にはどうすれば良いでしょうか?

傾聴を実践してみよう

しっかり聴く

傾聴には3つのレベルがあると言われています。

【参考】書籍「コーチング・バイブル」

傾聴レベル1:自分の心の声を聞いている状態

傾聴レベル2:相手だけにフォーカスしている状態

傾聴レベル3:周囲の環境にまで耳を傾けている状態

ファシリテーター

レベル2か3である必要があります。

 

ではダメなパターンの

レベル1のファシリテーターとは

どういう状態でしょうか?

例えば

発言者の発言に対して、

すぐに「それは良いですね」「それはどうかな」

と評価してしまったり、

ひどい時には自分でもっと良い意見を考えていて、

発言者が何を言ったのか良く覚えていない。

恥ずかしながらアマちゅうも

身に覚えがあります・・・。

これは発言者よりも自分で考えることを

優先してしまっているのですね。

これでは受け止められているとは

感じてもらえません。

 

これに対しレベル2は、

発言者の意見をとにかく100%受け止める、

ということです。

できてない方には

これはなかなか難しいものですが、

意識して続けていれば

できるようになりますので、

ぜひともできるようになりましょう。

 

さらにレベル3は、

「他の人は今の発言が理解できているか?」

「他の人の中で次に発言したそうな人はいないか?」

といったことまで態度で察知し、

次の質問につなげていく、

ということになります。

最初はここまでできなくても大丈夫ですけど、

いつかはレベル3を目指していきたいですね。

 

リアクションする

しっかりと話を聴いていることを

相手に伝えるならどうしますか?

そう相槌です。

「うんうん」「はいはい」に加えて、

状況に応じて効果的な相槌をしましょう。

①共感を示す相槌(反応)

 「へ~」「なるほど」「そうなんだ」

②次の話を促す相槌(質問)

 「それで?それで?」「だから?」

③話を繰り返す相槌(復唱)

 「~なんだね」「~と思っているんだ」

④話をまとめる相槌(要約)

 「要は~」「つまり~」「例えば~」

 

さらに体も使って表現しましょう。

①目線:アイコンタクトを取る

②動作:うなずく、微笑む

③態度:体を向ける、身を乗り出す

 

アマちゅう的には微笑みたいですね。

「あなたの意見が聞けて嬉しい」

というメッセージを送ってあげてください。

まとめ

傾聴、いかがでしたか?

まだできてない、という方も

意識して続けていけば大丈夫です。

アマちゅうは

コーチングを勉強している時に

できるようになりました。

最初は自分の意見を

言いたくて言いたくて、

難しいな~、と思いましたけど、

慣れると自然にできるようになるもんです。

コーチングのお話もまたいずれ。

 

次回は、発散の中の

意見を記録する部分を見ていきましょう。

 

読んでくれてありがとう!

場作り ー アイスブレイクで話しやすい雰囲気を作ろう!

ようこそ。アマちゅうです。

今回は会議が盛り上がる仕掛けのお話です。

【参考】書籍「ファシリテーション入門」

みんなもっと意見だしてよ・・・

会議でそんな気持ちになったことありませんか?

指名して発言してもらっても、

前の人と同じとか、

なんかあまり考えてくれてないような・・・。

結局あの人、何も言わずに終わっちゃったよ、

なんてこと、ありますよね。

 

とは言え「みんな意見だしてよー」

と言ってみたところで、

ほとんど効果はありません。

全員が会議に積極的に参加するには、

最初に話しやすい雰囲気を作ることが、

とても重要なのです。

じゃあどうしたらいいのか?

本題の前にアイスブレイクをしよう

「アイスブレイク」は直訳すると「氷を割る」

つまり冷たい雰囲気をほぐす、

ちょっとしたワークのことです。

具体的には、

みんなで自己紹介やゲームをします。

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アイスブレイクでなぜ話しやすくなるの?

(1) まず一言しゃべっておくことで、本題でしゃべる時の抵抗感が減る

最初に誰でも話しやすいことをしゃべってもらいましょう。

話す良いウォーミングアップになります。

自己紹介や何か意見を言った後は、

みんなで拍手して、

できれば一言添えてあげてください。

シーンは絶対ダメです!

話が受け入れてもらえている実感を

感じてもらいましょう。

(2) 参加者のことを効率良く知ることで、話しかけやすくなる

初対面の場合もあるし、

相手がどのような気持ちで参加しているか?

知らないよりは知っている方が、

話しかけやすいですよね。

(3) 何でも言えそうな温かい雰囲気にできる

あえて本題とは違う話をしてもらうことで、

おもしろい話が聞けます。

笑ったり驚いたりすれば、

気楽な感じになりますよね。

アイスブレイクの例

日本ファシリテーション協会の実例が参考になります。

私が実際に経験した中で一番おもしろかったのは

「ウソ、ホント?」です。

ウソ、ホント?

自己紹介として、

名前の他に3つの内容をしゃべります。

ただしその中のどれか1つに

ウソを仕込んでおきます。

しゃべった後、

他の人にどれがウソだったか、

当ててもらいます。

 

意外なエピソードを聞けたり、

それがウソだったりして、

これがすごくおもしろいんです。

人間観察の要素もありますしね。

「とにかく良く聞く」ことの大切さを

さり気なく教えてくれる点でも、

秀逸だと思います。

 

実はアマちゅうがやった時は、

まさかの全員にウソが見破られてしまい、

大爆笑!大盛り上がりでしたー。

アマちゅう本人は複雑な気分、

俺の今までのウソって全部ばれてたんか・・・。

アマちゅう的におもしろそうなのは

・砂漠生き残り大作戦

・地図を作ろう

なんかやってみたいですね。

会議でやりやすいのはチェックイン

とは言え「会議でゲームするの?」

ですよね。

そんな場合は「チェックイン」がオススメです。

これは、みんなに一言ずつ、

自分の状態をしゃべってもらいます。

例えば、

「今どんな気持ち?」

「この会議で得たいものは?」

「この会議でどんな貢献をしたい?」

しゃべったらパチパチしてあげてくださいね。

 

これは少人数のセミナーやワークショップでも

自己紹介と兼ねてよくやっているように思います。

 

アマちゅうも

もっぱらチェックインを使ってます。

例えば

「この議題について一番印象に残っていることは?」

「この議題について一番すごいと思ったアイデアは?」

「この議題について誰かと協力したこと」

これをA4用紙にキーワードだけ書いてもらって、

しゃべってもらいます。

嬉しかったエピソードや

おもしろかったエピソードがあると、

場が和みますね。

中には苦労したエピソードもあったりして、

いきなりちょっと涙出そうになりました。

居酒屋以外でこういう話を共有するのも

いいもんだと思いましたよー。

お試しあれ。

結論

本題の前にはアイスブレイクで、

話やすい雰囲気を作ろう。

まとめ

いかがでしたか?

アイスブレイク、チェックイン、

試してみたいと思っていただけたら

嬉しいです。

きっとポジティブな気持ちで

会議を始められますよ。

あなたのアイスブレイクも

良かったら教えてくださいませ。

 

さて次回は「発散」、

イデアをたくさん出す方法について、

お話しましょう。

 

読んでくれてありがとう!

場作り ー 会議の前にこれだけは準備しよう

ようこそ。アマちゅうです。

今回はファシリテーションの場作りの中でも、

会議の前に準備しておきたいことをお伝えします。

【参考】書籍「ファシリテーション入門」

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会議の前に決めておきたい5つのこと

(1) 狙い  (目的)

(2) ゴール (目標)

(3) プロセス(手順)

(4) ルール (行動規範)

(5) メンバー(役割分担)

具体的には

(1) 狙い(目的)

つまり「何のために会議をするのか?」です。

例えば

「業務効率アップのため」とか、

「集客力アップのため」とか。

 

意見を出す時には、

目的に沿っているかどうかが重要です。

あらかじめ決めておけば、

目的に沿ってない場合に、

早く軌道修正することができます。

 

アマちゅう的には

「どういう価値を生み出したいのか?」

まで踏み込んだ目的にした方が良いと思います。

だって、

例えば「業務効率アップのため」と言っても、

もっと仕事を増やして利益を増やしたいのか、

それとも、

仕事の時間を減らしてプライベートを充実させたいのか、

によってできることが変わってきますよね。

プライベートを充実させたいのあれば、

「定時後に効率よく業務できる環境を整える」

という案は意味がないことになりますから。

(2) ゴール(目標)

 「どういう状態になったら会議終了なのか?」ですね。

例えば

「業務効率30%アップのための

 3つの方策とスケジュールが決まること」

のような感じです。

それから会議時間の目標も決めましょう。

それに沿ってプロセスを考えていきます。

(3) プロセス(手順)

「ゴールにたどり着く過程でどういうステップを踏むか?」

いきなり業務効率アップの方策を話し合うよりも、

「現状の効率はどれくらいか?」や

「効率が悪い原因は何か?」を話し合ってからの方が、

良い議論ができます。

論点、つまりそれぞれのステップで話し合うことを

ピックアップし、順序立てて整理しましょう。

(4) ルール(行動規範)

これは「会議で参加者がどう振る舞わなければならないか?」です。

例えば

「全員が発言する」

「資料の説明は5分以内」

アマちゅうの場合は、

「たいしたことないと思っても言ってみる」

「笑い、リアクション大歓迎」

みたいなルールでやってみました。

(5) メンバー(役割分担)

 最後は「誰に参加してもらうか?」です。

同じような知識、考え方の人ばかりを

集めると議論が偏ってしまいます。

また、参加していない利害関係者から

後で反発されることもあるかもしれません。

特に、決裁者等のキーパーソンは

どのような形で会議に関与してもらうか、

考えておく必要があります。

利害関係者を含めてバランスよく集めましょう。

まとめ

今回は会議の前に決めておきたい

5つの項目をご紹介しました。

会議の冒頭で、

これらを参加者全員と共有して、

合意を得ておきましょう。

 

アマちゅう的には

この合意はすごく大事なことだと思っています。

みんなが会議中に迷子にならないですし、

話がとんでもない方向に脱線するのを

説得力を持って元に戻せるからです。

最初はめんどうでも、ぜひとも実践したいですね。

 

さて次回は、

みんなが意見を出しやすくする

アイスブレイクのお話です。

 

読んでくれてありがとう!

ファシリテーションの流れを知ろう

ようこそ。アマちゅうです。

今回はファシリテーションの流れ、

を見ていきましょう。

どういう順番で進めればよいのでしょうか?

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ファシリテーションは4ステップ

(1) 場作り

(2) 発散

(3) 収束

(4) 合意形成

 

ちなみにファシリテーションの説明では、

4つのスキルの図がよく出てきます。

各ステップに各スキルが対応するのが分かりますね。

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【出典】https://matome.naver.jp/odai/2139641777661798901

各ステップのダイジェスト

(1) 場作り

会議に最適なメンバーを集めます。

アイスブレイクで話しやすい雰囲気を作ります。

目的:何のための会議か?、

目標:会議のゴールは何か?

を共有します。

(2) 発散

皆でできるだけたくさん意見を出します。

ファシリテーターは意見を受け止め、

意見が連鎖するように働きかけます。

また幅広く意見が出るように質問します。

(3) 収束

図や表を使って、意見を整理します。

たくさんの意見をうまーくまとめる方法を考えましょう。

(4) 合意形成

何かの基準に沿って、結論を決めます。

必要なら実施内容も具体的に決めましょう。

結論

まとめるとこんな感じです。

 ファシリテーションの流れ

(1) 場作り  話しやすい雰囲気作り

  ↓ 話しやすい場

(2) 発散   意見をたくさん出す

  ↓ たくさんの意見

(3) 収束   意見を整理する

  ↓ 整理された意見

(4) 合意形成 結論を決める

  ↓ 納得できる結論

 積極的行動

まとめ

ファシリテーションの大まかな流れは

お分かりいただけたでしょうか?

いつもの会議と何が違うの?

とお思いの方もいるかもしれません。

一番のポイントは、

全員が全てのステップに、

主体的に関わることです。

それには「(1) 場作り」が重要です。

次回は場作りのやり方について、

いっしょに見ていきましょう。

 

読んでくれてありがとう!